第94回メーデー高知県中央大会開催

 

連合高知は第94回メーデー高知県中央大会を、4月29日(土)10:00から城西公園にて開催した。大会には、21産別、8団体から約900名が参加し「支え合い、助け合う社会をつくり、くらしをまもる!笑顔あふれる未来をめざし 力を合わせ、ともに進もう!」のスローガンの下、すべての労働者の「命とくらし、雇用、そして、基本的人権を守る」ことを確認しあった。
開会にあたりあいさつに立った池澤会長は、①メーデーの意義とこれからの運動について、②2023春季生活闘争について、③政治・選挙闘争について等について述べた。特に、“これからの運動”について、高知県の人口減少について触れながら「人口減少が加速するこれからの時代は、行き過ぎた競争や自己責任を強いる社会ではなく、これまで私たち連合がキーワードとして発信してきた“支え合い・助け合い”、“持続可能で包摂的”、“底上げ・底支え・格差是正”、“多様性を認め合う”、“誰一人取り残さない”等、このような社会づくりこそが重要であり、求められている」と語り、改めて連合高知への結集を参加者に呼びかけた。

その後、来賓の方々からご挨拶をいただいたあと、女性委員会による「お楽しみ抽選会」を行った。また、家族で参加された子どもさん(小学生以下)には、お菓子や風船のプレゼントを行うなど、参加された方々それぞれに喜んでいただいた。
会場内別ブースでは、「“もったいない”を“ありがとう”へ」をスローガンとする、NPO法人高知食支援ネットの行っている「フードドライブ」を実施した。こちらも、たくさんの参加者にご協力いただいた。

大会の最後には「すべての働く仲間が安心して働き暮らすために、ジェンダー平等の実現はもとより、多様な価値観・背景を持つ様々な人たちと対話を進め、持続可能でよりよい世界、誰一人取り残されることのない社会、笑顔あふれる未来をめざし、力を合わせ、共に進もう!」とするメーデー宣言を採択し、古谷淳市副会長の閉会あいさつ後、池澤会長の団結ガンバローで締めくくった。大会終了後、今年は4年ぶりとなるデモ行進を行い、「すべての労働者の“底上げ”“底支え”“格差是正”」を市民に訴えた。