5.13「ワークルール改悪阻止」連合高知総決起集会

 連合高知は5月13日、丸ノ内緑地で国会審議に入った“労働者派遣法”と“労働基準法”の改悪阻止に向けた総決起集会を行った。この集会には連合高知傘下の組合員約200名が集まり、「生涯派遣で低賃金」と「残業代ゼロ」を目論む法改悪に怒りの気勢をあげた。
 開催にあたって挨拶した間嶋会長は「この集会は、連合高知がこれから取り組む県内一円の街宣行動の皮切りになる集会だ。労働者保護ルール改悪を許さない声を役員だけでなく職場、地域からあげていこう」と檄を飛ばした。
 続いて、武内則男 民主党高知県連代表代行と久保耕次郎 社民党高知県連合代表から「労働者はモノではない。企業の利益のための犠牲は許さない」「子や孫の労働環境を守るためにも共に国会や地方で闘っていこう」と決意を含めた連帯挨拶をいただいた。
 これからの行動提起では、折田事務局長より「当面の目標は、法案を廃案に持ち込むことだ。改悪の意図は正社員ゼロに向けた第一歩を踏み出すことと、労働時間の規制を否定するものであり、私たちの働き方を否定するものだ。いま労働者が立ち上がらずいつ立ち上がるのか。今こそ、廃案に向けて職場、地域から取り組みを進めよう」と訴えた。
 集会の終わりには、本集会を皮切りに具体的な行動を開始する東・西地域協議会を代表して、市川稔道 東地協事務局長の決意表明を受けたあと、廃案に向けた声を「職場・地域の隅々に広げ、世論の力で両法案の廃案をめざしていく」とする集会宣言を採択し、団結ガンバローの三唱で集会を締めくくった。