連合高知2015年青年・女性委員会合同拡大幹事会(平和学習会)

連合高知青年・女性委員会は5月30日、人権啓発センターで今年が戦後70年の節目の年になることから、連合が取り組む平和4行動をはじめ平和と人権等の取り組みを学習するための拡大幹事会(学習会/36名参加)をおこなった。この学習会では、連合本部の山根木晴久 総合組織局長を講師に、青年・女性委員会役員をはじめ、多くの一般青年・女性組合員も参加し、平和の尊さと人権を守ることの大切さをかみしめた。
 山根木局長は、「なぜ、組合が平和を取り組むのか。簡単にいえば、日々くらしていけるいのは社会が平和で安定していればこそだ。だから、平和の取り組みと労働組合の運動は根が同じ」と平和活動を取り組む意義を述べた。また、「それだけではない。ILO(国際労働機関)は“労働は商品ではない”“一部の貧困は全体の反映にとって危険である”といっている。戦争の原因を突き詰めると、そこには貧困と差別がある。だから、きちっと組合活動をすることが平和を守ることにつながる」と、どういった視点で組合活動をすべきかを語った。
 その上に、現在の政局を踏まえながら、「安全保障法制への対応や平和行動は、連合の綱領である“連合の進路”に基づいている」と、“連合の進路”の内容を説明した。さらに、組合の社会的な役割に触れながら、「連合も加盟する国際的な労働機関のICFTU(国際自由労働組合総連盟)で昨年、“核兵器廃絶の道筋をつける”との決議をあげた。これは、国際的な労働運動の枠組みの中で連合が取り組んだ成果だ」と連合の運動成果を披歴した。
 最後に、講師からの「連合は毎年、平和4行動を取り組んでいるが、何よりも、この行動に青年女性の皆さんが参加して、平和と人権の尊さを皮膚で感じてほしい」との要望を参加者全員がしっかりと受け止めつつ、学習会を終えた。