連合高知青年委員会窪田副委員長の司会で、講師にNPO法人ファザーリングジャパン代表:安藤哲也氏を招き「働き方改革は、生き方改革」〜人生100年時代のラーフワーク・マネジメントはイクボスから〜と題して開催しました。
主催者を代表して連合高知男女平等参画推進委員会中越委員長から、「イクボスとは、職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司のことである。」と説明がされた後、講演に入りました。
講演では、安藤さんの家庭生活における苦い経験を披歴しながら、「現在、起きている社会の構造的変化また自分自身の生き方問題に直面しており、働き方改革は、生き方改革(ライフワーク・バランス)であり、経営者の意識改革、管理職のダイバーシティマネジメントが求められている。」と述べました。また、「人間の能力は、起床時間から13時間を過ぎると低下する。長時間労働は生産性を落とすとともに、過労死を引き起こすことになり残業を前提にした働き方は改めるべきである。そうしないと、ワークライフバランスも男女平等参画社会も実現できない。職場で共に働くスタッフが抱える子育てや介護などの問題をきちんと見守りながらキャリアを応援していくと、会社の生産性は必ず上がるので、多様なライフスタイルを尊重することが大切であり職員の幸福度を上げれば成果は必ず出る。そして、そのボス自身も人生を楽しむことができる。イクボスが増えれば、社会は変わる!」と講演を締めくくりました。