メーデー

【第95回メーデー高知県中央大会】

= 賃上げの流れを追い風に! = 連合高知は4月29日、城西公園において第95回メーデー高知県中央大会を開催した。大会には1,000名(20産別、9団体)が参加し、生活改善や平和と人権の尊重などを社会にアピールした。 開催にあたってあいさつに立った池澤会長は、2024春季生活闘争について「現時点では賃上げの流れが強く維持されている。まだ交渉中の組合は、こうした状況を追い風として最大限の回答を引き出すべく奮闘いただきたい」と檄を飛ばした。また、政治に関して「自民党の政治資金パーティー裏金事件は、その疑惑の解明、当事者の処分、説明責任など、いずれもが不十分だ。この問題によって政治そのものへの信頼を傷つけた、その責任は極めて大きい。次の国政選挙では、しっかりと私たち国民・有権者の思いを形にしていこう」と呼びかけた。 来賓には、来る総選挙に向けて高知県小選挙区“第1区”から立つ予定の武内のりお立憲民主党高知県連代表をはじめ10人の方々に駆けつけていただいた。武内代表は、政治状況に触れながら「皆さんがめざす社会、あるべき国を創っていくためには、選挙へ行くことだ。私たちと共に政治の流れを変えよう」と訴えた。 毎回恒例の「お楽しみ抽選会」では、青年・女性委員会が司会進行しながら景品をめぐって場内を沸かせた。 大会の最後には「“万国の労働者の命とくらし、雇用、基本的人権を守る”こと、そして“戦争反対”の意をこのメーデーを起点に、社会へ発信していこう」とするメーデー宣言を採択して、労働者の社会的な願いを発信した。 大会後に行ったデモ行進では、中央公園まで電車通り沿いを通りながら、県民に「すべての労働者の生活を守ろう!」「豊かな生活時間の確保と、あるべき労働時間の徹底を!」「政治のステージ転換を!」「平和と人権が尊重される社会を!」と呼びかけた。 【ご参加いただいたご来賓の皆さん】 1.井上 浩之 高知県副知事 2.桑名 龍吾 高知市長 3.広田 一  参議院議員 4.武内 則男 立憲民主党高知県総支部連合会 代表 5.久保 耕次郎 社会民主党高知県連合 代表 6.浜田 太蔵 新社会党高知県本部 執行委員長 7.早川 浩由 高知県平和運動センター 議長 8.松木 伸介 ユーアイ・核禁高知 代表幹事 9.吉川 裕三 高知県民社協会 会長 10.池添 健太 高知市地区労働組合協議会 会長

第94回メーデー高知県中央大会開催

  連合高知は第94回メーデー高知県中央大会を、4月29日(土)10:00から城西公園にて開催した。大会には、21産別、8団体から約900名が参加し「支え合い、助け合う社会をつくり、くらしをまもる!笑顔あふれる未来をめざし 力を合わせ、ともに進もう!」のスローガンの下、すべての労働者の「命とくらし、雇用、そして、基本的人権を守る」ことを確認しあった。 開会にあたりあいさつに立った池澤会長は、①メーデーの意義とこれからの運動について、②2023春季生活闘争について、③政治・選挙闘争について等について述べた。特に、“これからの運動”について、高知県の人口減少について触れながら「人口減少が加速するこれからの時代は、行き過ぎた競争や自己責任を強いる社会ではなく、これまで私たち連合がキーワードとして発信してきた“支え合い・助け合い”、“持続可能で包摂的”、“底上げ・底支え・格差是正”、“多様性を認め合う”、“誰一人取り残さない”等、このような社会づくりこそが重要であり、求められている」と語り、改めて連合高知への結集を参加者に呼びかけた。 その後、来賓の方々からご挨拶をいただいたあと、女性委員会による「お楽しみ抽選会」を行った。また、家族で参加された子どもさん(小学生以下)には、お菓子や風船のプレゼントを行うなど、参加された方々それぞれに喜んでいただいた。 会場内別ブースでは、「“もったいない”を“ありがとう”へ」をスローガンとする、NPO法人高知食支援ネットの行っている「フードドライブ」を実施した。こちらも、たくさんの参加者にご協力いただいた。 大会の最後には「すべての働く仲間が安心して働き暮らすために、ジェンダー平等の実現はもとより、多様な価値観・背景を持つ様々な人たちと対話を進め、持続可能でよりよい世界、誰一人取り残されることのない社会、笑顔あふれる未来をめざし、力を合わせ、共に進もう!」とするメーデー宣言を採択し、古谷淳市副会長の閉会あいさつ後、池澤会長の団結ガンバローで締めくくった。大会終了後、今年は4年ぶりとなるデモ行進を行い、「すべての労働者の“底上げ”“底支え”“格差是正”」を市民に訴えた。

第93回メーデー高知県中央大会

  連合高知は雨の中、「一人ひとりが尊重される多様性を認め合う社会をめざしみんなが輝く未来をつくろう!」のスローガンを下に、城西公園で627名(19産別、8団体)が結集し第93回メーデー高知県中央大会を開催した。今年においてもコロナの影響が大きく、式典のみの開催となった。 当日は昨年と同様に雨の中の開催となり、運営側、参加者共に雨に濡れながらの式典となった。 高石昌諭副会長の開会挨拶から始まった式典では、池澤会長が主催者を代表して挨拶を行なった。「いかなる事情があろうとも、独立国の主権とそこに暮らす人々の生活を踏みにじり、平和と秩序を武力によって破壊する暴挙は断じて許されるものではない」とロシアのウクライナへの軍事侵攻の現状を述べたうえで、「今こそ私たちは平和・人権・環境が守られ、自由でそして民主的な世界の構築に向けて、思いを一つにしなければならない」と語った。また、日本の政治について「働く者・生活する者に寄り添った政治勢力の拡大に向けて、志を同じくする候補者や政党を支援してきた。政治が私たちの働き方や暮らしに密接に関係する以上、この取り組みは永遠のテーマである」と意義と必要性を訴え、「私たち労働者が政治に参画しなければ、働く環境や私たちの暮らしに悪影響が生じてしまうことに繋がる。今後の各選挙への積極的な参加と関与を!」と呼びかけた。さらに「7月の参議院選挙(比例代表)では、各構成組織から組織内候補者が挑戦するとともに、来年4月予定の統一地方選挙では、推薦候補者全員の勝利に向けて、組織一丸となって取り組んでいこう!」と訴えた。 続いて、行政をはじめ政党、友誼団体の方々を紹介・あいさつを頂いたあと、恒例の「お楽しみ抽選」を女性委員会の進行で行い、当選番号をめぐって会場が沸き立った。また式典中、会場内に高知県労働者福祉協議会が「NPO法人こうち食支援ネット」のPRを行い、多くのご支援をいただいた。 集会の最後には「ロシア軍のウクライナ侵攻を糾弾し、反戦平和と人権、核兵器全廃を求める特別決議」を参加者全員で確認し、「誰一人取り残されることのない社会、一人ひとりが尊重される多様性を認め合う社会をめざし、みんなが輝く未来を、力をあわせてつくっていこう」とするメーデー宣言を満場の拍手で採択し、佐々木徹副会長の閉会あいさつ後、池澤会長の団結ガンバローで締めくくった。 なお、本年のメーデーでは、コロナ禍を考慮し、デモ行進は行なわなかった。

第92回メーデー高知県大会

連合高知は4月29日(10時開催)。城西公園で約700名(19産別、8団体)が結集して第92回メーデー高知県大会をおこなった。昨年は、コロナ禍により大会が中止になったため、2年ぶりの開催となった。 開催にあたり挨拶した折田連合高知会長は、「社会的に弱い立場の人たちの暮らしが壊される形で経済的な分断が浮き彫りになっている」とコロナ禍における現状を述べたうえで、「この深刻な分断を乗り越えて強調、連携、連帯することの重要性を再確認し、“分断から連帯へ”を合言葉に“誰一人取り残さない包摂的な社会”をめざしていこう」と語った。また、日本の政治について「日本の政治の劣化によって、国民の政治や行政に対する信頼が決定的に損なわれてきたことが、社会の分断を一層助長した」と菅政権を批判しながら、「“命と暮らしを守り抜く”ためには政治を変えなければならない。そのためにも、第49回衆議院選挙では、1区武内則男さん、2区広田一さんと力を合わせて闘っていこう」と呼びかけた。 これを受けて、来賓の武内則男・広田一両衆議院は、「第49回衆議院選挙では、コロナ感染症対策が後手後手に回る菅政権から、いのちと暮らしを守る政治に変えよう」と訴えた。 集会の最後には「企業規模間、雇用形態間など格差是正に向けて分配構造の転換に取り組むとともに、社会にある偏見や差別、誹謗・中傷に毅然と立ち向かい、多様性を認め合う社会づくりを力強く進めていこう」とするメーデー宣言を満場の拍手で採択し、「今こそ心をひとつに、分断から連帯へ、そして、支え合い・助け合いと共生の社会の実現を」と社会の不合理に対決する決意を参加者全員が確認し合いながら、すべての日程を終えた。 なお、本年のメーデーでは、コロナ禍を考慮し、デモ行進はおこなわなかった。

祝 第91回メーデー

本日5月1日は、第91回目となるメーデーの日。 日本のメーデーは、いまから100年前の1920年5月1日、東京上野ではじめて開催された。この祭典では、当時、大きな課題であった「失業の防止」や、生活を守るための「最低賃金法制定」などが訴えられた。 翻っていま、新型コロナウイルス感染症の果てしのない拡大によって、経済と社会が世界的規模で深刻な状態に陥っている。これにより、日本の労働者はもとより世界の労働者が失業と生活困窮に直面している。中でも、短期・有期・契約・派遣などいわゆる非正規労働者や外国人労働者、日雇い労働者、そして、フリーランスといわれる委託労働者たちは、ギリギリの生活状態にあり、その対策は待ったなしである。 感染症の拡大によって、数多くの会社が経営難に陥っていることは紛れもない事実ではある。だからといって、パート・有期・契約などいわゆる非正規労働者や外国人労働者などが簡単に解雇されたり、不本意な雇止めや契約解除になることは、決して許されない。ましてや、すべての生活者は社会から疎外されることなど絶対にあってはならない。 したがって、わたしたちは現在、連合本部と連携して「正規・非正規労働者、外国人労働者を問わず、すべての労働者の雇用を維持するとともに、生活困窮者・高齢者・障がい者などすべての生活者を支援すること」、そして、「中小・零細企業支援を含めた真に実効性のある経済対策の実施」を政府に求めているところだ。 すべての労働者のみなさん!こうした厳しい社会状況に直面しているからこそ、わたしたち労働者・生活者は、決して“使い捨てのモノ”ではないことをこのメーデー100年の節目にあたり、改めてお互いが確認し合おうではありませんか! そのうえで、労働者の切実な要求を掲げてきたメーデーの歴史を踏まえながら、いまこそ、「すべての労働者の雇用と、すべてのひとの生活を支える経済対策」を、わたしたちといっしょに政府や行政に求めていきましょう。 そして、新型コロナウイルスの恐怖に脅かされているいまこそ、いわれなきデマや差別、予断と偏見、誹謗・中傷を排して、万国の労働者と団結してこの難局を乗り越えよう! 2020年5月1日 《第91回メーデー高知県中央大会 メーデー宣言》 本日、私たちは100年を迎える91回目のメーデー高知県中央大会を前例のない形で迎えた。 メーデーは、1886年に米国の労働者が1日8時間労働を求めてゼネストに起ち上がったことを起源としている。日本では、1920年5月2日に第1回メーデーが開催され、戦争などで一時禁止に追い込まれたものの、第二次世界大戦後には力強く復活し、働く者の団結と連帯を通じて、労働者の地位や労働条件の向上、人権・労働基本権の確立などに深く貢献してきた。 そして今年、メーデーは100年を迎える。この100年の節目にあたり、メーデーの原点に立って、その果たしてきた役割を振り返るとともに、改めてすべての仲間が団結・連帯することの大切さを再認識し、次の時代へと引き継いでいこう。 世界は今、新型コロナウイルスの恐怖に脅かされている。社会や経済、そして私たちの雇用や働き方などに深刻な影響を及ぼしている。しかし、そのような厳しい状況の中にあっても、人々の命と健康を守り、社会や経済を維持するために懸命に働き続けている方々の存在と頑張りについて改めて全体で認識し、ともにこの困難を乗り越えていこうではないか。 私たちは感染症の一刻も早い終息とともに日々の平穏な日常生活が取り戻せることを願いながら、メーデーの精神を共有し、働く者や生活者の立場からすべての仲間の力を結集して、この極めて厳しい未曽有の難局を乗り越えるために、労働組合としての社会的役割を果たしていかなければならない。 今こそ連合高知は、この経験を通じて社会の変革を促し、私たちが掲げる誰一人取り残されることのない公正な社会の実現、平和・人権・環境が守られ、誰もが笑顔のあふれる未来を構築できるよう全力を挙げて取り組むことをここに宣言する。 2020年4月29日 第91回メーデー高知県中央大会