第90回メーデー高知県中央大会を、4月27日(土)10:00から城西公園にて開催した。大会には、23産別、11団体から約1,200人が参加し「格差をなくし、平和を守る!笑顔あふれる未来を作ろうすべての仲間の連帯で!」のスローガンの下、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて取り組んでいくことを確認しあった。
開催あいさつに立った折田会長は、「私たち労働組合の当面の最大の課題は、‘格差をなくすこと’である。企業規模間格差、地域間格差拡大の問題も見過ごせない。高知と東京では、最低賃金に223円もの差がある。こうした格差の実態が人口流出に拍車をかけている。また4月からは働き方改革に関連する改正労働基準法等が順次施行されている。私たち労働組合が働く者のための働き方改革の姿を具体化するという先駆的な役割を果たしていくことを確認してきた。あわせて‛地域貢献することのできる運動’地域に顔の見える運動‘の強化が求められている。人口減少問題や労働力不足問題に関わって地域全体で解決を図らなければならない’という機運を高めていく取り組みを強化していきたい。そして、本年は政治決戦の年である。すでに第19回統一地方選挙を闘い終えたところで、選挙結果は厳しいものとなったが今後につながるものであったと考える。引き続き7月には、参議院選挙、秋には県知事選挙、高知市長選挙も控えている。格差・貧困社会から脱却し、民主主義を取り戻しこの国の再生をはかるためには、どうしてもこの政治決戦で勝利しなければならない。組織一丸となって一強政治打破、連合推薦候補の勝利に向けて取り組んでいく。』と訴えた。
続いて、行政をはじめ政党、友誼団体の方々を紹介・挨拶をいただいたあと、恒例の「おたのしみ抽選」を女性委員会の進行で行い、当選番号をめぐって会場が沸き立った。
式典の最後には、「ディーセント・ワーク」と「ワーク・ライフ・バランス」の実現に向けて、全力を挙げて取り組むことを宣言して折田会長の団結ガンバローで閉会し、参加者全員で中央公園までデモ行進しながら、「格差をなくし、平和を守る! 笑顔あふれる未来をつくろうすべての仲間の連帯で!」と市民に訴えた。