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2015春季生活闘争「街頭行動」

 物価上昇に見合う賃上げ(ベースアップ)を求めて取り組んでいる2015春季生活闘争。中央の主要企業ではこの18日、一斉回答があり、昨年を上回る賃上げを獲得している。 こうした中で連合高知は、これから県下の主要な地場中小企業が闘いのヤマ場に入ることから23日早朝、高知市内2カ所(県庁前、はりまや橋)で街宣行動を行った。 マイクを持った間嶋会長は、「アベノミクスで物価がおよそ2.6%上昇し、庶民の生活は苦しくなっている。そんな中、中央の大企業では“およそ1,000円程度、昨年を上回る賃上げ”となっている。しかし、地方の中小にとっては厳しい状況に変わりはない。だからこそ、全ての労働者の総力で、何としても“物価上昇を上回る賃上げ”とともに、正規―非正規を問わず“底上げ・底支え、格差是正”をめざしていこう」と道行く市民に訴えた。

古賀会長とニューリーダーとの直接対話(KNT47)in高知

連合高知は、構成組織のニューリーダーである青年・女性活動家16人と古賀会長の意見交換会「KNT47(古賀会長とニューリーダーとの直接対話in高知)」を3月15日、高知会館で開催した。参加した若手活動家からは「若年層の活動の活性化」や「連合に期待すること、連合ブランドをいかに確立するのか?」といったテーマをめぐって率直な意見が数多く出された。 まず最初に、古賀会長より「連合は2年ごとに大会を開催して運動方針の共有と共通認識を持ってきているが、果たしてそれが皆に共感できるものとなっているのか」と本部の問題意識を呈したうえに、「連合組織全体で課題を共感できるものにするためには、何よりも構成組織、地方連合会との対話が大切だ。とりわけ今回は、青年・女性の生の声を聞くために全国を回っている」とKNT47の開催趣旨を説明した。 続いて、それぞれのテーマについてフリーに討論した。参加者からは、若者の組合離れについて「職場の若者は、今の賃金・労働条件が当然のものといった感覚だ。個々に話をすれば組合の役割を分かってくれるが、そのそれぞれの点の存在を世代的にもつなぐ職場の中堅リーダーが育っていない」「運動はやはり人と人との関係だ。遊び的な要素も入れながら関わってもらうことが大切では」「産別を超えた交流できる場がほしい」などといった意見が出された。 これらに対して古賀会長は、「価値観が多様化する今の社会のなかで、新しい運動を創っていかなければならない。そのツールが対話することだ。人間社会は1か0かでは成り立たない。どこかで折り合いを見出して問題を解決していくことが社会発展につながることであり、それが労働組合運動だ」、「若年層の組合離れではなく、組合役員が組合員離れをしているのではないか。役員が組合員に同化していくことが組合運動の原点だ」と組合運動の本質に触れながら和やかに対話を進めた。 また、連合の活動に関わるテーマについて参加者から「非正規労働を否定できない現実や、正規と非正規間のワーキングシェアをどう考えるのか」という意見に対して古賀会長は、「働き方の多様化は否定しない。しかし、不本意な非正規労働を強いられている事実に政策的手だてを打たなければならない。その柱に連合は、均等待遇の実現と働く側の意志を尊重する働き方ということを立てている。非正規の問題は社会保障を含む持続可能な社会をどうしていくのかという問題を孕んでいるものであり、私たちはこの非正規の問題を看過することはできない。これからの社会を担う若い皆さんにはこうした課題に是非とも関わってほしい」と非正規労働者をめぐる社会問題を紐解きながらニューリーダーに社会を変える期待を寄せた。

第105回国際女性デー高知県集会

政府の女性躍進はデタラメ 第105回国際女性デー高知県集会実行委員会(連合高知女性委員会参加)は国際女性デーである3月8日、講師に“なのはなユニオン”の鴨 桃代さんをむかえて高知県集会(於 人権啓発センター)を開催した。  開催にあたり実行委員会を代表して挨拶した井上康子さんは「安倍政権は、女性の活躍といいながら一方では、企業に優しい政策を進めている。この方向で女性が担ってきたことが正当に評価されるのか疑問だ。職場ではまだまだ正規―非正規間の問題をはじめ差別的な取り扱いが数多くある。そんな中、アベノミクスのようなトリクルダウンではなく、底上げ・底支えが必要だ。また、安倍政権は自衛隊の文民統制を外そうとしたり、集団的自衛権行使に向けて暴走をしている。こんな社会を女性の力で変えていこう」と呼びかけた。  続いて、朝鮮女性同盟、連合高知、平和運動センターのあいさつの後、講師から「つながりあい、支えあおう〜女性たちが前に進むために〜なのはなユニオンの取り組みを通して」と題する講演を受けた。  講師は「雇用労働者のおよそ40%が非正規で、女性にいたっては57%が非正規という状況の中で安倍政権は、女性が活躍できる社会環境の整備の総合的かつ集中的な推進に関する法律(案)を出している。しかし、法案作成において当初、女性の活躍ではなく活用であったことや、安倍首相が憲法9条改悪のみならず24条を個人の尊厳ではなく“家族の尊重と国家の尊厳”に変えようとしていることなどをみると、安倍政権が出してくる女性の活躍とは何かということを考えなければならない」と安倍政権の女性政策に疑念を呈した。 さらに、安倍政権がいう女性の活躍とは、「一部の女性のみが対象であり、女性間の格差がますます広がる懸念があるとともに、女性は“産めよ増やせよ、そして働け”となるのではないか。また、法案の中では、指導的地位への女性の登用促進として“女性の割合を3割にすることをめざす”としているが、ただ増やすのではなく、現状を改革するという視点をもったものにするべきだ」と語った。 労働契約の関係では、「安倍政権は“働き方の多様化”と称して正社員を非正規労働者に置き換えようとしており、この延長線上に労働者派遣法改悪がある。日本の雇用に関わる制度は労使関係が不明瞭であったり、均等待遇なしや理由のない有期雇用の容認など問題が多い。こうした日本の雇用システム自体が格差是正を阻害す原因になっている」問題点を指摘した。その上に、「こうしたことに対して、私たち女性が立ち上がってディーセント・ワークの確立とワーク・ライフ・バランス社会を実現しなければならない」と集会参加者に訴えた。

連合高知第51回地方委員会・闘争開始宣言集会

 連合高知は2月17日、高知共済会館で第51回地方委員会を開催し、月額12,500円以上の賃上げをはじめとする春季生活闘争方針を決定した。  開催にあたって挨拶に立った間嶋会長は、「今季は春闘と統一地方選挙の二兎を追う闘いになる。春闘では“賃上げ、時短、制度・政策要求”の取り組みを3本柱として、格差是正の実現とデフレからの脱却をめざす闘いを進めることになる」と今春闘の課題を示した。その上に「厳しい状況だが物価上昇を上回る月例賃金の引き上げに向けた職場からの取り組みを進めるとともに、労働者保護ルールの改悪阻止の闘いを強化しよう」と檄を飛ばした。また、統一地方選挙に向けて「選挙は私たちの働き方や暮らしに大きく関わるものだ。だからこそ、私たちの声を政治の場に届けるために、統一地方選挙の勝利に向けて職場から取り組みを進めよう」と訴えた。  第1号議案「2015春季生活闘争方針(案)」では、統一要求基準額や年齢別最低賃金、到達水準の設定など連合高知における賃金闘争を中心とした取り組み方針を決定。第2号議案「春から夏にかけての当面の闘争方針(案)」においては、労働者保護ルール改悪阻止の闘いを中心とする“STOP THE格差社会!暮らしの底上げキャンペーン第3段の取り組み”と“政策制度の取り組み”の方針を決定した。また、第3号議案「第47回衆議院選挙の総括及び第18回統一地方選挙の取り組みについて(案)」の中では、連合高知が推薦する予定候補者を改めて確認し、全員の勝利で安倍政権に反転攻勢をかけていくことを確認した。  地方委員会終了後に行なわれた学習会では、レーベン企画プロデューサー南雲聡樹さんを講師に「組合員から喜ばれる組合活動を求めて」と題する講演を受けた。  この中で南雲さんは、自身が労働組合の書記長時代に組合員とともに取り組んだ色々なキャンペーンやイベントを紹介しながら、職場の権利を守るとともに組織の団結を強くすることの大切さを語った。また、「組合は自分の職場だけでなく、地域に目を向ける運動を通じて地域住民との信頼関係をつくることが大事」と語りながら、連合は「正社員のクラブから社会のなかで困っている人に目を向ける運動をめざすべきだ」と問題提起した。  当日の夕刻6時からは、丸ノ内緑地で連合高知2015春季生活闘争「闘争開始宣言」集会が行われた。集会に参加した約200名は、物価上昇を上回る月例賃金の引き上げをめざして気勢をあげた。  闘争に向けた決意表明では、塩坂博史 UAゼンセン・サニーマート労組書記長と谷山砂男 運輸労連高知県協議会議長から職場の状況や春闘における取り組みが報告された。  集会の最後には「粘り強い交渉を展開し、賃上げで景気の底支えを実現するとともに、世論の力で安倍政権がもくろむ労働法制改悪を阻止していく」とする闘争開始宣言を採択し、帯屋町アーケードをデモ行進しながら街行く市民にアピールした。 【統一要求基準額について】 《月額要求》平均要求額 12,500円以上とする。   <3,600円 (高知県ミニマム実態調査全産業の年差)+ 8,000 円(物価上昇分3.2%)+900円(中小全国賃金実態調査年差額4,500円との格差是正分)> 《時間額要求》75円以上とする 【連合高知「年齢別最低賃金」「到達水準」について】 《連合高知「2014年齢別最低賃金」》  18歳 145,200円  20歳 147,700円  25歳 156,000円  30歳 165,800円  35歳 179,300円  40歳 190,800円   《目標とする水準値(賃金実態の第3四分位を参考として設定)》 25歳  220,000円  30歳  245,000円 35歳  275,000円  40歳   310,000円  【その他】 ?企業内最低賃金制度の協定化、?ワーク・ライフ・バランス実現の取り組み、?非正規労働者の労働条件改善の取り組み、?一時金の取り組み、?男女平等社会実現に向けた取り組みと均等待遇の実現、?ワークルールの確立、?健康増進の取り組み 【政策・制度の取り組み】 ? 経済の好循環に向けた産業政策と雇用政策の一体的推進、? 雇用の安定と公正労働基準の確保、? 「全世代支援型」社会保障制度のさらなる推進、? 「公平・連帯・納得」の税制改革の実現、? 公務における臨時職員・非常勤職員の処遇改善と公契約適正化の推進 【春から夏にかけての当面の闘争方針】 (1)労働法制改悪阻止に向けたキャンペーン活動等の取り組み ・第2ゾーン(3月まで)、第3ゾーン(4月〜通常国会閉会まで)におけるメリハリをつけた各種行動を展開 (2)「年金積立金はだれのもの?」の取り組み ・2月県議会、3月市町村議会において「年金積立金は専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書」採択をめざす (3)社会に運動の輪を広げ、仲間を増やす取り組み ?「非正規労働センター連絡会議」を中心とする取り組み、?組織拡大の活動、?若者に労働組合の必要性や意義をアピールする取り組み

第13回連合高知囲碁将棋大会

 連合高知は、新春恒例の“第13回連合高知囲碁・将棋大会”を1月25日、高知市勤労者交流館で開催した。本年の大会には囲碁の部で団体戦6チーム、個人戦5人、将棋の部は団体戦11チーム、個人戦11人のエントリーがあり、各構成組織から参加する現役組合員をはじめ多くの退職された諸先輩方と現退あいまみえて盤上の熱戦が繰り広げられた。  それぞれの成績は下記のとおり。 【囲碁の部】 《個 人》                   《団 体》  優 勝:小松忠義さん(私鉄総連)         優 勝:高知市職退職者会A  準優勝:安田雅文さん(高知市職退職者会)  準優勝:県退職者会  第三位:田所 稔さん(県退職者会)        第三位:高知市職退職者会B 【将棋の部】 《個 人》               《団 体》  優 勝:赤木正勝さん(JP労組高知)    優 勝:高知市職労C  準優勝:竹内昭卿さん(JP労組高知)    準優勝:高知県職労B  第三位:村上義幸さん(情報労連)      第三位:高知県職労C

連合高知2015年旗開き

 連合高知は1月8日、城西館で恒例の“2015年旗開き”を行った。今年の旗開きには組合員をはじめ関係する友誼団体などから約400名が集まり、懇親を深めた。本年は「戦後70年」という節目の年にあたることや、先の衆議院選挙結果を受けて厳しい政治状況が続く中で統一地方選挙がおこなわれることから、参加者の間では春闘の状況はもちろんのこと“平和・民主主義”などをめぐっても話しが盛りあがった。  開催にあたってあいさつした間嶋会長は「政治は私たちの仕事や働き方に深く関わっていることを組織の中で広めることが大事。そのことを踏まえて、今年の統一地方選挙で推薦する予定候補者全員を議会に送り、我々の政策を実現しよう。また、今春闘は“賃上げ・時短・政策制度”を柱に進めていく。何よりも自分たちの要求に自信と確信を持ちながら、平和の活動や男女平等参画社会の実現など諸課題とともに一歩一歩進めていこう」と訴えた。  参加者の胸躍る“お楽しみ抽選会”では、およそ2人に1つ当たる約200点の景品をめぐって一喜一憂するおなじみの光景が会場で繰り広げられた。

連合高知災害ボランティア第?期養成講座 第2講座

 連合高知は11月29日、高知市勤労者交流館で災害ボランティア第?期養成講座 第2講座を開催した。この講座では、高知市東消防局の方々のご協力により救命救急の基本である「心肺蘇生方法」や「AEDの使用方法」「止血方法」についての講習を受けた。心肺蘇生方法では、傷病者が「普段通り呼吸しているのかどうか」ということが心肺蘇生を行う重要な判断になることや、とにかく迅速に胸骨圧迫を行うこと大事であることなどが講義された。  受講者は、人形を相手に実践さながらの実技をおこないながら、胸骨圧迫のコツを習得した。  また、ロープワークでは、荷造りや係留などに役立つロープのつなぎ方を数種類教わった。