連合高知の第42回地方委員会が7月7日(水)高知共済会館において開催された。
冒頭岡林会長は「高知県内の2010春闘は、業種別・同一組合集計ともに昨年を上回っており健闘したと言える。ただ、今春闘から取り組みを開始した間接労働者の処遇改善については一部の産別以外では要求すら出来ていないのは大きな反省材料である。また、現在真只中である参議院選挙は、組織内・推薦候補、地方区候補の闘いは非常に厳しい情勢となっているが、構成組織・組合員一丸となって勝利に向け取り組もう」とあいさつした。
今回の地方委員会では、役員の交代、2010春季生活闘争中間総括、第22回参議院議員選挙の闘いについて審議され、提案どおり承認・決定された。
2010春季生活闘争は、高知県の賃上げは加重平均(組合員一人当たり)4,103円(昨年比+247円)、単純平均(組合平均)3,279円(昨年比+167円)と昨年を上回る金額で妥結できたことは年初の厳しい経済情勢等を考えると健闘したといえる。
4月末現在の2010春季生活闘争の賃上げ状況が集計された。
集計によると、全国の第4回回答・妥結集計(2,663組合)は、平均賃金方式で4,973円(1.71% 昨年比−139円)、一時金は年間方式4.42ヶ月(昨年比+0.19ヶ月)、分離夏季分2.14ヶ月(昨年比+0.01ヶ月)となっている。中小の妥結状況は1,566組合加重平均3,853円 (昨年比+98円)、単純平均3,664円(昨年比+80円)となっている。
県内の4月末現在の妥結状況は、全体で25単組(昨年最終47単組)、地場組合で15単組(昨年最終33単組)が解決しており、賃金集計結果は全体加重平均で4,656円(昨年同時期比+521円)、地場加重平均で3,520円(昨年同時期比+228円)と厳しい経済状況の中、大いに健闘している。
一時金については、全国では昨年を上回っているが、高知県においては増減があり昨年と大差はない状況である。
連合高知は結成20周年を記念してフェスティバルを開催した。
4月29日の第81回メーデー高知県中央大会終了後に、丸ノ内緑地公園にて実施されたフェスティバルは、高知出身の空はるか・スーパーバンドのライブや、大道芸人ショー・玄藩太鼓・よさこい踊りや、エアードーム・巨大だるま落としなどの遊具などで、組合員や家族、一般の方々や旅行者の方々で大いに賑わった。
連合高知は第81回メーデー高知県中央大会を高知市の城西公園で開催した。
例年5月1日に実施していたが、今年からメーデーウィーク前半の休日である4月29日(昭和の日)に開催することとなった。メーデー開催日の変更については、連合本部が2000年以降のメーデーを5月1日以外の日に実施することを決定したことを受けて、連合高知においても議論されてきた経過があり、昨年のメーデーあり方委員会にて、メーデー精神は引き継ぎ、組合員が家族とともに参加しやすい日程とすることが決定され、今回初めての開催となった。
今回のメーデーは祭日に開催されたこともあり、家族での参加も多数あり全体で約2,000人の参加となった。主催者を代表して岡林俊司連合高知会長は「いま働くものは非常に厳しい状況に置かれている。非正規といわれる派遣・請負・パート労働者はもとより、正社員も解雇や労働条件の切り下げなど生活は底割れ寸前となっている。これらを防ぐには“働くものを中心とした政策・制度の実現”が重要となる。そのためには政権を自公政権時代に逆行させてはならない。今夏の参議院議員選挙は大変重要な選挙である。働くものの代表である我々の推薦する議員の勝利をめざして取り組もう」とあいさつした。来賓の方々の祝辞のあとメーデー宣言を採択し、デモ行進に移った。
連合高知中央地域協議会は、4月25日(日)に南国市物部川河川敷広場において、「第4回メーデー南国・香美・香南地区大会」を開催いたしました。
当日は晴天に恵まれ、子ども・家族・組合員を含む830名以上の参加で、メーデースローガンのもと、今夏施行される第22回参議院選挙の勝利をめざし、全力で運動・取り組みを進めることを確認しました。恒例のお楽しみ抽選会・もち投げも開催され、子どもたちには、お菓子のプレゼントもあり、大いに盛り上がりました。
連合高知は2010春季生活闘争の一環として、4月2日に高知県経営者協会、高知県商工会議所連合会に対して、雇用・失業対策、非正規労働者の待遇改善、労働基準法等法令が改正・施行されることによる法令遵守、労働安全対策等々の申し入れを行った。
両団体とも「趣旨は理解できる。労働法令の遵守はもちろんのこと、雇用問題も大きな課題として求職者の県外流出を止めたい」とのことであった。
連合高知は毎月05日を連合の日と定め各種行動を行なっている。
今月は中央公園北口と大橋通ひろめ市場前にて、各構成組織より約50人の組合員が参加して「公正・公平・安心・安全な社会の実現」に向けての連合の取り組みや、第174通常国会で審議されている“労働者派遣法”の労働者保護の視点での改正に向けて、市民に訴えた。
連合高知は2月10日(水)に第41回地方委員会を開催し、2010春季生活闘争方針と2010政治決戦の取り組みについて決定した。
冒頭岡林俊司会長は「厳しい経済環境・雇用情勢の中、今春闘は“すべての働くもの”を対象として、“雇用も賃上げも”を合言葉に、社会の歪みを是正し生活の底割れを防ぐための闘いとしよう」と訴えた。
連合高知の2010春闘方針は連合方針に基づき、賃金関係では?賃金引上げ額5,300円以上/月(高知県内地場中小企業の賃金実態調査に基づく1歳1年間間差額4,800円プラス賃金改善分500円)、30円以上/時間(月額要求額を法定労働時間で除した額)、?ミニマム賃金設定(これ以下の賃金の労働者を無くす運動、高知では30歳162,400円、35歳177,200円)、?パート労働者の処遇改善、?間接労働者の処遇改善、?ワークルールの確立、?一時金要求等々と政策・制度実現の取り組み方針が原案どおり決定された。
今春闘は、とくに派遣や請負などの間接労働者の処遇について労働組合として関わりを持ち“はたらくものすべて”の処遇を改善していくことが審議・決定された。
当日18時からは高知市役所前で春闘闘争開始宣言集会が各構成組織より約300人の仲間が集まり実施され、集会終了後労働者派遣法の抜本改正を呼びかけながらデモ行進を行い市民に訴えた。
労働に関する相談はなんでも フリーダイヤル0120−154−052
《受付時間:平日9時から17時まで》” 連合では今年も2月4日(木)〜6日(土)、9時から20時まで「あきらめないで! 解雇・賃下げ ホットライン」をテーマとして、 全国一斉集中労働相談を実施している。
連合では平日の9時から17時まで労働相談を受け付けているが、年に数回テーマを絞り全国一斉の相談ダイヤルを実施している中の一環としての取り組みである。
昨日4日は多くの相談があり、専任のアドバイザーらが解決策・方法等について相談にのっていた。今年も解雇に関する相談が多く寄せられている。今回は6日の土曜日20時までの受付となっている。
また、最近の相談ダイヤルへの特徴としては、厳しい経済状況を反映して最低賃金に関する相談が増加している。”
連合高知の青年委員会(1.16日13:30〜)、女性委員会(1.16日13:00〜)の総会が高知市の三翠園にてそれぞれ開催されました。両委員会総会とも、?2009年度活動報告、?2010年度活動方針、?役員選出の議案が審議・決定されました。
総会終了後、女性委員会では「女性と組合活動」をテーマとして分散会を実施し、どうして女性組合員は増えないのか?どうすれば女性の皆に組合活動に参画してもらえるのか?等々について議論を行い課題の共有化を図りました。
青年委員会は、間嶋事務局長を講師に迎え「青年活動の発展へ向けて」と題して学習会を開催しました。