〜連合高知2020年「男女平等参画推進フォーラム」〜
連合高知は、「2020年男女平等参画推進フォーラム」を10月24日、三翠園で組合員40名参加の中、開催した。本年は、コロナ禍であることから、連合総合政策推進局の井上久美枝 総合局長からはリモートで「連合第4次男女平等参画推進計画プラス」の内容説明と課題提起を受けた。
講演の中で井上局長は、ジェンダーギャップの国際比較を取り上げて「日本は、ジェンダーギャップ指数が153ヶ国中121位と、あまりにも低い水準だ」としながら、「とくに、管理職比率、賃金格差などが低い。仮に管理職や勤続年数が男女同程度になれば、格差は大幅に縮小される」と、ジェンダーギャップの実態を交えながら、労働組合が取り組むべき課題を語った。
講演後の質疑応答では、女性委員会の中山事務局次長から「連合高知も第4次男女平等推進計画を取り組んでいるが、目標への達成には程遠い。この原因の一つには、トップリーダーの意識に問題がある」と鋭い指摘がなされた。また、楠目青年委員会幹事からは、男性の育児休暇取得の事例報告とともに、男性の休暇利用が進まない原因として「制度に関する知識不足もあるのではないか。組合活動の中で、休暇制度の周知を図っていきたい」と、取り組みの決意が述べられた。
集会をまとめるにあたって井上局長は、講評しながら「男性は席を譲る勇気を!女性は責任を負う勇気を!」と“男女平等、真の多様性が根付く職場・社会の実現”に向けたメッセージを発した。