県地方最低賃金引き上げ3円が答申される

7月7日に高知労働局長から諮問された高知県地方最低賃金改正について審議を行ってきた高知地方最低賃金審議会は8月23日に3円の引き上げを答申した。
審議会において労働側は、生活できる最低限の賃金が必要、雇用戦略対話合意の早期800円実現、2011春闘の賃金引き上げ額、成長力底上げ戦略推進円卓会議合意(高卒初任給との整合性)等々を強く主張しながら審議を進めてきた。
本年度の審議は労使の主張の隔たりが大きく難航を極め、当初予定の結審日では合意することができず、本日になり公益委員から引き上げ案が示され採決となった。採決では公益・労働側委員の賛成多数により3円の引き上げ案が答申されることとなり、高知労働局長に答申した。
今後は各種法定手続きを経て10月下旬に発効の予定である。