開会にあたって挨拶した井上副会長は「私たち働くものにとって女工哀史は昔の話ではなく、今起こっていることだ。何がなんでも労働者保護ルールの改悪を阻止しよう」と檄を飛ばした。
集会には連合愛媛から、アピールリレー引継ぎのため高知へ入った3名のメンバー(杉本会長、菊川事務局長、清家副事務局長)が自転車で入場。リレーメンバーを代表して杉本会長から連合高知の井上副会長に“リレータスキ”が渡された。引き継ぎにあたって杉本会長は「愛媛まで14県引き継いできたそれぞれの思いのこもったタスキを渡させていただく。今日からしっかりと高知での行動をお願いする」と語り、連合高知を激励した。
連帯挨拶には民主党の大石宗 幹事長が、社民党からは久保耕次郎 代表らが駆けつけ、両名から「同一価値労働 同一賃金を掲げて院内外の行動で労働者派遣法をはじめとする労働法制の改悪を阻止しよう」と決意が語られた。
集会基調・行動提起した折田事務局長は「派遣労働は一時的・臨時的なもので均等待遇が原則というグローバルスタンダードを否定する派遣法改悪や、働くものが歴史的に勝ち取ってきた8時間労働制を壊すホワイトカラー・エグゼンプションなど労働法制の改悪を許さない声を国民・県民とともにあげていくために、職場―地域から取り組みを進めよう」と集会参加者に阻止行動の推進を呼び掛けた。
集会の最後には「働く者の犠牲の上に成長戦略を描くことを断じて許さず、すべての働く者の団結で、労働者保護ルールの改悪を阻止しよう」とするアピールを採択し、井上副会長の音頭で次第の裏側に印刷した“全国縦断アピールリレー”のプラカードを皆で空高くかざしながら団結ガンバローで集会を締めくくった。