このブロック会議には、連合本部より南部美智代 連合副事務局長・総合男女平等局長をはじめ坂 貴之 男女平等局長、佐藤 太郎 男女平等局部員も参加。2015春闘に向けた男女平等課題の取り組みや、連合第4次男女平等参画推進計画の進捗状況、男女平等に係わる法律の動向などについて提起があった。
開会にあたって四国ブロック幹事県の白石連合香川女性委員会委員長は、さきの連合中央女性集会内容に触れながら「集会では“自分たちだけでは男女平等参画は進まない。社会全体が運動を進めていかなければならない”ということが何度もいわれていた。今日の会議に参加された皆さんが、その思いを職場や地域に伝えていこう」と挨拶した。
連合本部の南部副事務局長からは、「2014春闘では、“私たち女性が積極的に関わらないと何も変わらない”ということを基本姿勢に取り組んできた。その具体的な課題として、1)男女の賃金格差がどれだけあるのかをまず自分の組合の中で調べること、2)育児休暇など制度の活用の徹底、3)職場の中の非正規労働者の声を聞き、それを運動にすること、を柱に取り組んだ。2015春闘でも引き続きこうした取り組みを進めながら、何よりも、“男女平等課題を春闘の要求に盛り込んでいくこと”をめざしてほしい」との提起があった。
その他、連合第4次男女平等参画推進計画の進捗状況、男女平等に係わる法律の動向などについての提起を受けながらそれぞれの課題について意見交換をおこなった。そのなかでは「職場でも家庭でも性別役割分業の考え方が強い。だからこういう風土自体を変えていかなければトップリーダーをやってくれといってもやれない」など女性の職場・社会における切実な実態が語られた。また、四県の女性委員会活動報告では、各女性委員会の年間を通じた特徴的な取り組みが活発に報告された。
翌日の8日には、「黒潮工房」でかつおの藁焼き体験と試食をおこない、和やかな雰囲気の中で懇親を深めた。