連合高知は、第53回地方委員会を開催し、月額要求10,600円以上、時間額64円以上の賃上げを始めとする春季生活闘争方針を決定した。
開催にあたり折田会長は、「アベノミクスにより、格差が拡大し貧困が一層拡散している。高齢者貧困問題そして若者、子供の貧困問題など全ての世代において拡散している。また、増大し続ける非正規雇用や長年続く賃金抑制の傾向などによって分配のゆがみは強まっている。働く人が報われる政策を取り戻さなければならない。すべての労働者を対象とした「底上げ・底支え」「格差是正」の実現に重点を置いた闘争を展開していく。連合は、新しいキャンペーン「クラシノソコアゲ応援団」を展開中である。また、こうした中で迎える第24回参議院議員選挙は、暴挙を重ねる安倍政権にノーを突きつけ、再び二大政党がお互いに切磋琢磨する政治の足がかりを掴むための極めて重要な政治決戦である。比例区では、すでに12名の組織内予定候補の擁立を決定し取り組みが進められている。選挙区については、高知・徳島合区となり大西 聡氏を候補者とし初めての戦いとなる。推薦候補者の勝利に向け組織が一丸となり比例区・選挙区をセットとし戦いをすすめていく」と訴えた。
第1号議案「2016春季生活闘争方針(案)」では、連合高知における賃金闘争を中心とした取り組み方針を決定。第2号議案「春から夏にかけての当面の闘争方針(案)」においては、第24回参議院議員選挙の取り組み、「クラシノソコアゲ応援団!2016RENGOキャンペーン」の取り組みの方針を決定した。また、第3号議案「規則・規定の改正」について、第27回定期大会で出された意見を踏まえて文言を再整理することを確認した。