コロナ禍でも活動の前進を
連合高知青年・女性委員会は12月12日、県民文化ホール第6多目的室および三翠園で総会を開催した。今年度は、新型コロナウイルスの急な感染拡大の影響を受け、当初予定していた参加者が減る中での開催となり、女性委員会30名、青年委員会28名が参加した。
両委員会は、開会からあいさつまでを合同で行ない、その後分かれて以後の議事を進めた。また、今年は各総会終了後に「大好きな高知を守るための募金活動」も行い、参加者からは12,565円の浄財を頂いた。
開会にあたり、主催者を代表として今井青年委員長からは、コロナ禍で思うような活動ができなかった苦しさを振り返り、「労働組合の活動は人とのつながりこそが原動力であり、それを次世代に伝承・醸成することが青年委員会の使命であると感じている。小さな一歩を続け大きな歩に変え、厳しい環境を乗り越えていけるよう、コロナ禍を好機と捉えて活動していこう」と述べた。
続いて、井上女性委員長からは、コロナ禍の中、派遣など非正規で働く女性の就業環境の悪化が浮き彫りとなったことに触れ、「安心して働き続けられる労働環境が整わない限り、再びこのような災害が発生すれば同じことの繰り返しになる」と述べた。
女性委員会総会では、重点課題として、1.ネットワークづくりと問題意識の共有化、2.男女平等参画推進、3.均等待遇、政策・制度要求の取り組み、4.連帯活動の取り組みの4項目の強化に加え、パワハラをはじめあらゆるハラスメントを許さない取り組みを組織全体で進めていく事を確認した。そのうえで、女性委員会が中心となって「高知さくら会計事件」の原告組合員4人を引き続き支援していく事も確認された。
質疑討論・職場からの報告では、自治労女性部(仁淀川町職労)の山諸代議員から、自治労高知県本部全体で春闘要求項目に入れた「不妊治療に関する休暇」の取り組み成果について、「いの町役場で5日間の特別休暇を勝ち取った。日数的には少ないが、まずは中身を精査しながら今後につなげたい」と報告があった。
青年委員会総会では、「各産別青年組合員との学習・交流の場を作り、産別の枠を超えた連帯強化を進めること」や「生活や職場の課題は、政治と密接に関係をしているという事を再認識し、青年世代の政治活動への参加をはかると共に、来年実施される衆議院選挙に連合高知と連携をして取り組むこと」などが確認された。