第67回地方委員会 開催

連合高知は、2 月14日(火)総計46名が参加し2023春季生活闘争の取り組み方針を主題とする第67回地方委員会を城西館にて開催した。委員会では、「現下の物価高を鑑みて異例の高水準となる平均19,300円(定期昇給分を含めた8%)の賃上げ」を求めていくことや、「すべての労働者の立場にたった働き方の改善」などの具体的な取り組み方針を満場一致で確認した。

【人こそが活力の源!】
開催にあたり連合高知池澤会長は、「コロナ禍が3年にも及ぶ中、物価高騰により私たちの暮らしは日々厳しさが増しており生活が困難となっていることから、労働者・生活者は切実な賃上げを求めている。一部の大手企業は賃上げを示唆しているが、中小企業は厳しい状況にある。しかし、人こそが産業・企業、経済・社会における活力の源であり、労働者への投資が必要不可欠である。連合高知は、“すべての労働者の雇用と生活の防衛”を基盤に、“実質賃金の引き上げ”、“底上げ・底支え・格差是正”、そして“分配構造の転換”を訴えながら、“働くことを軸とする安心社会”の実現に向けて、着実な前進を図っていく。そして、一体感を持って取り組んでいきたいと考えている。具体的な闘争方針は議案で提起されるが、ぜひ、建設的な意見を頂戴し補強いただきたい」と述べた。
【統一地方選 声掛けがカギ!】
また来る、第20回統一地方選挙にふれ「連合高知は、第20回統一地方選挙で16名の候補者を推薦している。いずれも厳しい闘いとなるものの、特に県西部の選挙区では四万十市と土佐清水市での選挙戦に注力し、自民党勢力の独占を防ぎたい思いである。また連合高知推薦候補16名のうち、女性の推薦候補は1名のみである。男女平等参画やジェンダー平等推進をめざす連合高知としては、女性議員の輩出も重要である。そして、連合高知推薦候補16名全員勝利を目指すためには、組織内での意思疎通やコミュニケーションを重視し、組合員や家族の投票を呼びかけることが最重要課題だ。最後の最後まで継続した取り組みにご奮闘いただきたい」と訴えた。
来賓には、立憲民主党高知県総支部連合会 武内則男 代表、国民民主党高知県総支部連合会 前田強 副代表、社会民主党高知県連合 久保 耕次郎 代表 にお越しいただき、それぞれの立場から第20回統一地方選挙に向けての決意を述べていただいた。
第 1 号議案「役員の交代(案)」では、構成組織の役員改選に伴う役員の交代について決定した。第 2号議案「2023春季生活闘争方針」では、連合高知における賃金労働条件改善を中心とした取り組み方針を決定した。

【賃上げの流れを止めない!】
連合高知は第67回地方委員会において、2022春季生活闘争の結果を「一部に厳しい結果が見られるものの、全体的には“ここ数年の賃上げ傾向を維持した”」と評価したところである。この、昨年の闘争結果を踏まえながら、連合高知は2023春季生活闘争における基本目標を、「賃上げの流れを止めない」こと、そして「実質賃金を引き上げると同時に、格差是正をめざすこと」とした。

地方委員会の最後には、「連合高知21,000人組合員は、“底上げ、底支え、格差是正”と“すべての労働者の処遇改善”、“分配構造の転換”、そして第20回統一地方選挙の勝利をめざして、組織の総力をあげて闘っていく!」とするアピール宣言を採択し、池澤会長の団結ガンバローで第67回地方委員会を締めくくった。