女性委員会第34回総会/青年委員会2025年総会 その1

連合高知青年・女性委員会は、女性委員会38名、青年委員会41名参加のもと、12月14日(土)9:30から高知共済会館において、総会を開催した。

今年度の総会も例年通り、開会から来賓あいさつまでを両委員会合同で行ない、その後分かれて各総会を行った。

開会にあたり、主催者を代表して楠瀨女性委員長からは、元旦に発災した能登半島地震を振り返り、「震災後の全国調査では、防災担当に女性が参加している自治体が圧倒的に少なく、避難所運営に女性が参加しているところとの差が大きくあった」とし、「その理由は、ジェンダーバイアスやアンコンシャスバイアスによるものが大きい。そのことによって、女性の活躍の場は制限され、重要なポストから外されてきている。女性参画を進めていくためには、男性の協力なくしては目標に到達することは不可能だ。全ての人がありのままに生きられ、それぞれの幸せを追及し得られる社会、より現実的なジェンダー平等を目指して、今後も女性委員会や青年委員会の仲間たちと一緒に活動してこう」と述べた。

続いて、西本青年委員長からは、コロナ禍も明けこの一年間、青年・女性委員会もはさまざまな活動が展開ができたことの報告があった。特に、「今年度から新たに取り組みを始めた情報交流会では産別を超え、職種をこえ、連合に集うたくさんの組合員の方と交流をする貴重な活動となった」と振り返った。また、政治活動について「今の政治には、私たち働く者の生活者の目線が圧倒的に足りていない。青年委員会としても、著しく低下している若年層の投票率を上げられるよう、取り組みを進めていくので協力を願う」と述べた。あわせて「ジェンダー平等の実現について、誰もが多様性を認め、互いに支え合うことのできる職場や社会の実現をめざした運動を青年、女性両委員会で検討して進めていく」と、力強いあいさつがあった。両委員長ともに、「労働組合の必要性」と、「組合活動は助け合い、支えあう活動であり、苦しい時代である今こそ多くの皆さんの知恵を共有しながら交流を深めて活動を推進していこう」との決意を述べた。