2019年09月14日(土) [ニュース]
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今回の第1講座には、高知県ボランティアNPOセンターと高知港湾防災プロジェクトから講師を迎え、座学と命をつなぐ避難所運営ゲーム(HUGゲーム)を中心に講義を受けました。
座学では、ボランティアの心得と災害ボランティアの基礎知識を中心に学習しました。講師からは、「ボランティア活動は社会の課題の解決・改善に向けた内発的な動機による活動であり、すべての人が尊重され、一人の人間として人間らしく生きていける社会をめざすものだ」とボランティアの意義が語られました。また、「活動は社会への貢献、公共の担い手としておこなわれるものだ」とボランティア活動の社会的な位置づけが示されました。
また、午後には参加者が3班に分かれて「命をつなぐ避難所運営」と題して人権に配慮した避難所配置ゲームを行いました。このゲームでは、高知県におけるボランティア活動の第一人者である山?代表から避難所における物資の公平的配分や社会的弱者への配慮などについて説明を受けながら、机上演習を行いました。
次回、第2講座は、11月2日(土)9時から、高知市勤労者交流館「体育室」でおこなう予定です。
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2019年09月06日(金) [ニュース]
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【1日目】 北方四島学習会 於:北方四島交流センター
参加者全員で映画「ジョバンニの島」を鑑賞しました。内容は、1945年、北方4島のひとつである色丹島で暮らす2人の兄弟は、島の防衛隊長をしている父から毎晩『銀河鉄道の夜』の朗読を聴かされるなど、平穏に暮らしていました。 しかし、8月15日終戦を機に生活は激変する。同年9月に島へソ連軍が上陸し全土を占領、島民の財産も没収された上に大事な収入源である漁業も禁止されていました。そんななかで、懸命に生き抜こうとする幼い兄弟の姿を見つめていく物語でした。いまだに解決の目途が立っていない北方領土問題の経緯や課題について分かりやすくまとめられた映画でした。
続いて、@ パネルディスカッション「北方領土問題の現状と日ロ共同経済活動を前進させるために」(根室市長:石垣雅敏さん、NHK解説委員:石川洋一さん、北方領土返還要求運動連絡協議会事務局長:児玉泰子さん、北海道総合研究調査会:古宮山晴香さん)、A 「島の暮らしと領土返還への想い」(講師:鈴木咲子元島民)B 「海から見た北方領土問題」(講師:山田吉彦東海大学海洋学部教授)、C「見えない壁の向こう側」(講師:本間浩昭毎日新聞社記者)の4つに分かれて分科会形式で学習会が開催されました。
【2日目】2019平和ノサップ集会 於:納沙布岬・望郷の岬公園
相原連合事務局長の主催者代表あいさつに続き、出村良平連合北海道会長から地元代表歓迎あいさつがあり、次に、河野太郎外務大臣(メッセージ)、宮越光寛内閣府特命大臣、石垣雅敏根室市長、児玉泰子北方領土返還要求運動連絡協事務局長から来賓あいさつがありました。あいさつの中でそれぞれの方々が強調したのは、「旧ソ連による不法占拠から74年が経過し、元島民の平均年齢は80歳を超えている。十分な時間が残されているとは言えない中で、島民に故郷を、日本に自然の恵み豊かな固有の領土を一刻も早く取り戻したい。2018年5月日ロ首脳会談が行われ、共同経済活動の実現に向けた作業が新たな段階に入ったことも確認され、領土問題解決に向けて新たな局面を迎えているが、具体的な方向性は見えてこない。この運動を広く国民に認知いただき、次世代につなげていくかが大きな課題である」と訴えていました。
その後、鈴木咲子さんから元島民としてのやるせない想いが訴えられました。そして、連合島根から竹島問題に関わる特別報告、平和メッセージ(連合長崎:高橋義弘事務局長)、ピースリレー(北海道から沖縄へ)、集会アピール採択が行なわれ閉会しました。
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